2020年に小学校でのプログラミングの授業が必修化されることが確定したようですね。IT企業に勤めているものとしては興味があるので、友人の小学校教員に調査してみたところ、驚くべき事実が発覚しました。
ちなみに私の友人は、情報科卒ではなくコンピュータをほぼいじったことがない人間です。そんな友人が列挙してくれた、主な問題だと思われるポイントが以下の3点です。
1.具体的な指導内容が決まっていない
2.コンピュータが苦手な先生もいる
3.官民協働組織の授業事例はあるが、忙しく勉強する時間が取れない
うーん、なかなかシビアな問題ですね。やはり教員の負担的にもかなり厳しいようです。
1に関しては、使用するプログラミング言語や授業カリキュラムが定かになっていないようです、論理的思考の育成やコンピュータ慣れが主な目的で、それ以外は教員に任せるといった感じでしょうか。現在ではScrachがベースになると囁かれていますが、そこも絶対というわけではないようです。

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2に関しては、3で示した官民協働の組織の授業事例とは、小学校を中心としたプログラミング教育ポータル Powered by 未来の学びコンソーシアムというコンピュータ・ITに精通していない先生向けにつくられた組織で、そのサイトに授業事例が示してあるので、ある程度の助けにはなりそうですね。
追記:そして私はどうやら勘違いをしていたようですが、
サイトを見るに、そもそも政府の目的は小学生たちをプログラマーに育成させることが目的では内容ですね、情報活用能力や情報モラルの発達も視野に入れているということでガチガチのプログラマー育成プログラムではないということだそうです。言葉に惑わされるなということですねw
3に関して、これが実は一番の問題ではないでしょうか。現在、教員の負担が大きすぎることが問題視されていますね、実際友人も要録作成や事後授業、成績作成...etcなど様々な業務に追われ、土日も子どもたちの事を考えたりかなり疲弊していました...
ここから更にプログラミング教育の必修化に伴い事前準備などをしていかなければならないとなると、教員の負担は更に跳ね上がってしまいますね...

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今回の記事いかがでしたでしょうか?
後日、IT企業に従事するものとしてはプログラミング教育必修化に関して非常に興味があるので、「私だったらこうするな」と私の提案するプログラミングのカリキュラムも書いたみたいと思います!
また、今回友人から教育現場に関する様々な問題点をヒアリングした結果、予想以上の惨状でしたので、教育現場の教員の負担の重さに関しても後日何かかけたら良いなと思います。